今回は、岩瀬大輔氏の著書「入社1年目の教科書」から得られる学びを3つまとめます。
- 本記事の対象読者
- これから就職をする大学生
- 社会人1−3年目
- 仕事に停滞感を感じている中堅社員
学び1:50点の完成度で良いから、完成物を早く出す。
社会人に成り立ての頃や、新しい部署に異動した当初、多くの人はどのように仕事をすれば良いのか分からないと思います。そのため、上司や先輩が出した指示に沿って仕事を進めることが大半だと思います。
しかし、上司の指示は分かりにくいのです。私自身もよく直面しました。「先月使った資料をベースに更新しといて」と言われても、まずどの資料が使われたのか、更新するのは全てのデータなのか一部だけなのか、先月とはデータの動向が若干異なるんだけど、このまま更新して良いのだろうか、、、考え出したらキリがありません。指示が抽象的なのです。
このような指示が来た場合、あなたはどのように対処しますか?
いったん自分のアイデアベースでやってみる、すぐに上司のところに出向いて確認をする、いろいろな対応方法があります。
この本では50%の完成度で良いから、すぐに上司にアウトプットを提出することの重要性を説いています。上司のレビューをすぐにもらうことができ、資料の方向性が間違ってい場合は軌道修正をすることができます。このやり方に私も賛成です。
仕事とは、総戦力で進める必要があります。上司や先輩の力をうまく活用することが大切なのです。「上司のレビュー」をうまく活用して、チームとして成果物を出す。上司がレビューするために必要な叩き台をすぐに仕上げて、上司との議論を開始することで、迅速に仕事を終わらせることができます。
学び2:発言する。
他の本でもよく取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
会議やミーティングでは発言しましょう。なぜなら、発言しないと仕事に貢献していないようなものですからね。
しかし私もよく思っていました。
「発言できない、、、、」
発言したくても、何を話せば良いのか分からないし、どのタイミングで発言すれば良いのだろうか。これには、会議やミーティング前にたくさん準備をすることをお勧めしています。そのミーティングのトピックとなる項目に関して、ニュース記事や資料を通してあらかじめ事前に勉強しておく、質問事項を考えておきましょう。
前提知識を事前に獲得することで、いざミーティングに入った時に理解できる内容が格段に増えます。また、どのタイミングで発言するのか、会話の流れに注意を払うことが増えるため、議論の内容により真剣に耳を傾け、内容の理解度が高まります。
この本ではまた、発言する際は相手への敬意を払うことを忘れないようにする必要性を強調しています。
学び3:若いうちはとにかくアポイントを入れる。
今振り返ると、外部の人に会うことの大切さに、私は気づいていませんでした。
社会人成り立ての頃の仕事は、分析することや資料を作成することがメインの仕事だったので、オフィスに篭りっぱなしでした。しかし今思うに、もっと会社の外の人とコミュニケーションを取るべきだったと思います。
他の会社ではどのような仕事をしているのか学べて、自分の仕事を相対的に評価することができます。また、相手側も自分の仕事について聞いてくるので、自分でプレゼンする能力が高まります。
これを繰り返すうちに、より広い視点を持って様々な人とコミュニケーションを取る能力が身につきます。
この本では、アポイントをとにかく入れることの重要性を説いています。外部の人に会うことで現場感覚を身につけることができるのです。
まとめ
今回は、岩崎大輔氏の「入社1年目の教科書」から得られる学びをまとめました。
- 50点の完成度で良いから、完成物を早く出す。
- 発言する。
- 若いうちはとにかくアポイントを入れる。
この本は上記3つ以外にも学びとなるポイントがたくさんあるので、ぜひ購入してご自身で読まれることをお勧めします。
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